アマルガムの使用は1970年代をピークに減少傾向にありますが、それ以前はほとんどの歯科医院で使用されていました。現在でも、有害ではないという見地からアマルガムを使用する歯科医院も少なくはありません。

アマルガムは保険が適用されるので治療費も安く抑えられますし、固まりやすく溶けやすいという性質があるため、歯科治療の現場では使いやすい素材とされています。また、アマルガムの成分である水銀は神経毒性が強いので、歯や治療の痛みを吸収するという作用があります。アマルガムの有害性がいまほど知られていなかった時代は、こうしたことから、一般的に広く使われてきたわけです。

でも、現在の流れでいえば、アマルガムを使わない治療の方向に向かっています。口のなかにあるアマルガムを取り除いたところ、それまで続いていた原因不明の痛みや頭痛などが改善されたというケースもあります。スウェーデンやイギリスでは、妊娠している人には歯の治療の際、アマルガムを詰めないよう警告を出していますし、アメリカでもアマルガム規制の動きが出ています。

また、虫歯を再発させやすいという理由から、アマルガムの使用を控える歯科医も少なくありません。アマルガムは溶けやすいため、歯に詰めても結局は溶けてしまい、歯と詰めもののあいだにすきまができてしまって、再び虫歯になることが多いといいます。虫歯になると通常痛むものですが、アマルガムの成分である水銀には痛みを吸収する働きがあるので、アマルガムが溶けて虫歯になった箇所は、痛みを感じないまま虫歯が進行することにもなります。

う~ん・・・・・・。こうして知れば知るほど、アマルガムを使った治療がなんだか対症療法のようで、健康という点からいえば、使うメリットが少ないように思えてしまうのは、私だけでしょうか。



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